運用の重要性に目を向けよう
仕事には企画・計画・実行・運用という4つの流れがあります。
小さい単位では自分の仕事にこの4つの要素が含まれていて、営業で言えば「企画:何を誰に販売をしようか?と考える」「計画:考えた企画の実行プランを考える(販売トークやツールを考えたり、具体的なアクションスケジュールを考える」「実行:実際に提案する」「運用:受失注が確定して受注後の処理や提案のフォローをする」という感じです。
また、個人の仕事ではなく会社の部署という単位でも、総務や人事はどちらかと言えば運用系で、経営企画部や営業戦略室というような名称の部署は主に企画系の部署になります。
そんな訳で4つの要素を考えると自分の仕事や会社の部署で何に重点が置かれているのか分かるようになります。
それぞれ重要な工程となるのですが、最近は新しいモノを作りだすことが「華」扱いされている印象です。この時代に変革を起こすためには、その必要性は言うまでもないのですが、世の中の多くは、目に見えやすい変化にのみ意識がいっていて「その後」の大切さが忘れられていりょうな気がします。
つまり、企画から実行までで止まっていて、運用がないがしろにされているのです。
例えば、町に公園を作る仕事で考えてみてください。
どんな場所にどんな公園を作ろうか、企画段階から始まり、計画段階では、遊具の設計や用地の場所、予算の手当、構築のスケジュールなどを練ります。いざ実行に入れば、土地を契約を済ませたり、遊具を扱う企業と相談して、発注をしたり、滑り台を設置したりします。そして晴れて、公園が出来上がります。
おそらく、この仕事にかかわった人たちは、あの公園は自分が作った、自分がこういうコンセプトを企画したんだ、と成果を誇るでしょう。
でもそこまでなのです。
最初は子供たちが楽しそうに使います。しかしやがて、遊具は痛み、壊れ始め、そのまま放置されています。中には危険だからと柵が張られて、入れないようになっているものもあります。
もう誰も気にしないのです。
なぜなら新しい仕事ではないからです。
既存を守る仕事はスポットがあたらないのです。
世の中にはそんな古びた遊具があふれかえっています。
古びたまま廃棄されない中途半端なもの、ありませんか?
【明日のために】育てることが大切
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