自己紹介は自分という商品のマーケティング活動
管理者となり各メンバーと面談をすると時折、自己紹介のペーパーを作っている人に遭遇します。業務経歴であったり、自身の人となり、得意とする分野、出してきた実績。そんなことを簡単にまとめています。
自己紹介をする機会はそれほどないかもしれませんが、最近漫然とした仕事をしてしまっているなぁ、、と感じる方は、気分転換も兼ねて、そうした紹介用のペーパーを作ってみてください。
仕事で自分を紹介するためには、自分はどんな業務経歴があって、どんなことができる人なのか、性格的な強みはどんな部分で、伸ばそうとしているのはどんな部分なのか?
こうしたことをまとめなくてはいけません。言葉にする過程で自分というビジネスマンを棚卸することになります。
次にこの自己紹介ペーパーの「売り」を考えます。「売り」=「アピールポイント」ですね。
この紹介ペーパーに書かれている人物はビジネスマンとして何が強みでどういうスキルを発揮できる人材なのか?そしてその証拠となる経歴・業務成果はどういう部分なのかを改めて深堀します。
次に自分として、どんな部分を売りにしていきたいか、またそ売りにするには、今の自分には欠けているエピソードや実績を考えてみます。
確かに今はないかもしれませんが、逆に言えば、自分がイメージする人物になるには、そのエピソードや実績がつけば、自分で売りとして言い切る自信(権威性)が出てくるわけです。
そして、それを業務上の目標として、組織が与えらえる目標とは別に設定できないか、考えてください。ある程度の時間が経過した時に、どんな業績や取り組みが書けて、それが売りとして十分なエピソードになりえるのか?なりえないのだとしたら、より時間をかけるか、内容を見直すかです。
営業であれば、高い成果を上げる、大型の受注を獲得する、全くの新規案件を創出するなど、ということを思いがちですが、もっと視野を広げてみてみましょう。
Youtubeやブログなどで、情報発信をしている方が様々な自己紹介をしています。
その中には、高い成果を出していて、その点をアピールしている方もいますが、「活動してきたこと」を強みとしている方も多くいます。
例えば、営業系のビジネス経験者であれば、シンプルに業務経験年数であったり、お客様と商談をしたりコミュニケーションをとっている回数、日々こなしている処理件数、クレーム対応とそれを乗り越えてきた経験・場数などです。
また、探した訳ではありませんが、視点という意味では、メールの処理件数や、メールの処理速度、といった日常行っているけれども日の当たらない地味なところにフォーカスしてみるのも面白いかもしれません。企画系の人であれば、会議の仕切り、ファシリテート経験なども、立派な武器です。
自己紹介ペーパーを彩るネタとして、自分のアピールできる点は何か?裏付ける根拠が追い付いていないのであれば、日々のどういう活動を積み重ねていけば、今は嘘でも未来の本当になりえるか。
与えられた目標ではその売りに磨きがかけられるかは、運次第です。しかし、自分で売りを意識した取り組みを日々することで、日々の業務は訓練の場に変化します。
数年たった時に、その行動の違いは埋められない差となってあなたに恩恵をもたらすでしょう。
【明日のために】自分は何ができる人なのか顧みる
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