カルマは存在するのか?カルマとは何なのか?
皆さんは「カルマ」と聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
小学生のころ四字熟語で「因果応報」という言葉を習いました。何かをすると、それに応じた何かが返ってくる。ということです。因果関係・因果律で「原因」があるから「結果」がある、と習ってきましたので「善業を積み重ねれば善いことが起き、悪行を積み重ねれば悪いことが起きる」という感覚を持っています。
ということで、カルマというと因果に加えて、前世も含めて、過去の行いに起因した逃れられない出来事というような印象ではないでしょうか?
また、もう一つ気になることは「カルマ」というと、
- どちらかというと「良くないイメージ」
- 過去からの積み重ねが起こすことなので「コントロールが効かない」
というように思っている方も多いのではないでしょうか?
良くスピリチュアルであるのが、今自分が非常に苦しい状態に置かれているのは、生まれる前の過去性でのあなたの行いが原因です。という話です。こうしたことは本当なのでしょうか?
宇宙の法則が示すカルマとは?
宇宙の法則がから言うと、そんなことは全くありません。論外です。
スピリチュアルを学んだ方や、バシャールやエイブラハムなどの高次の存在(この辺りが信じられないという人も多いと思いますが、ご容赦を)は、まず
全ての出来事はニュートラルである
と言います。宇宙に善悪はないのです。例えば天気で言えば、人間的な感覚だとかなり極端ですが「晴れ=良い」「雨=悪い」などと思ったりします。
しかし「俺は良いことを積み重ねているから、晴れの日ばかりだ」なんてことはなく、場所によって天気が変わるだけで、老若男女、善人悪人問わず、同じ天気になります。また、水不足であれば雨が最も欲しいモノになりますし、冬でもスキーやスノーボードを楽しむためには雪が必要です。
日々の出来事はそれ自体はニュートラルで、どう解釈するか、どの感情を選択するか、何に焦点をあてるか、で目に映る世界が変わってきます。
善悪がないのだから「前世での悪行が今世の「悪い現状」を引き寄せている」という考えがナンセンセスです。そんなことを言われることがあれば、速攻でその場を立ち去りましょう。
また、スピリチュアルを信じないという人たちからしても、前世があるという前提や、更に前世が今世に影響を与えている、ということは合理性もなくあり得ない話です。
一方、引き寄せの法則で同じ波動状態のモノを引き寄せる、ということがあります。
今、あなたの波動状態が「欠けている」「自分は持っていない」ということにフォーカスしていると、その状況は続きます。
これは、宇宙の法則とかカルマとかそういうものとは別に、人の感覚としても、自分が明るく楽しそうにしていれば、そういう人が周りに寄ってくるし、そうでない人とは一緒にいることが苦痛になる。自分が何かを目指そうとすれば、同じ志を持った人との対話が楽しくなるし、そこに関係するモノや情報が目に付くようになる、という事は想像ができると思います。
また、何かを学べば知識が、何か行動を起こせば、自分の経験・ノウハウが、積み重ねられていくことも疑いのないことです。因果というのであれば、こういう自分のアクションを肯定する意味合いで使いましょう。
カルマとは一体何か?
「カルマ」とは何なのでしょうか?またそれはあるのでしょうか?
バシャールは私たちが持っている「前世の悪い因果が現世に影響する」「自分ではどうすることもできない」といったカルマの考え方は古い誤った考え、と言います。
そのうえで、カルマとは以下であると言っています。
- エネルギーのバランスの問題を示しているだけ
- バランスを戻すと、エネルギーの不調和は改善される
アンバランスなエネルギーを発見し、ブレを調律してエネルギーのバランスを整えるとカルマは解消され、消滅してしまう、ことを意味しています。
カルマとは「バランスの崩れたエネルギー状態をもとに戻すメカニズム」と説明しています。
カルマをどのように考えるかは、私たちの自由ですが、全て自分たちの選択であると理解する必要あります。カルマを自分をより強くするための出来事ととらえるのは悪くはないでしょう。しかし「逃れなれない運命」「自分ではどうすることもできない」と、いう言い訳にしてしまっては、いけません。
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